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zoom RSS 「Windows 8」以降で本来の脆弱性保護が発揮できないケースが判明 - 「EMET」などが裏目に

<<   作成日時 : 2017/11/21 16:48   >>

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「Windows 8」以降において、脆弱性攻撃からメモリを保護する緩和技術「ASLR」が有効に機能せず、リスクが高まるケースがあることが判明した。セキュリティ機関は、十分な保護を行うための緩和策を紹介している。

プログラムをメモリ上へレイアウトする際、ランダムにデータを配置することで、脆弱性攻撃などの影響を緩和する「ASLR(Address Space Layout Randomization)」において、十分な保護が行われないケースが明らかになったことから、セキュリティ機関が注意を呼びかけたもの。

具体的には、「Windows 8」では、それ以前は限定的に適用していた「ASLR」を、「ASLR v2」としてシステム全体へ適用するよう実装方法を変更。

「ASLR」を利用するよう指定していないアプリに対しても、システム側で強制的に「ASLR」を適用することで脆弱性攻撃に対する耐性を高めたほか、ランダム化の際のエントロピーの増加、64ビットメモリアドレスにも適用可能とするなど保護機能を強化していた。

その一方で実装変更後、「ASLR」のランダム化によって十分な保護を行うためには、システム全体に対してボトムアップ型のランダム化を行うオプション「system-wide bottom-up ASLR」を有効化し、エントロピーを受け取る必要が生じたが、同設定が有効とならないケースが今回明らかとなった。

影響を受けるのは、脆弱性の緩和策として提供されている無償ツール「Enhanced Mitigation Experience Toolkit(EMET)」や、後継にあたり、「Windows 10 Fall Creators Update」で導入された「Windows Defender Exploit Guard」を利用しているケース。

これらを用いてシステム全体へ「ASLR」を強制した場合、「system-wide bottom-up ASLR」が有効にならないことが判明したという。

さらに「Windows Defender Exploit Guard」は、システムに「system-wide bottom-up ASLR」を適用するオプションが設けられており、初期設定では有効とされているが、適切にレジストリを変更していなかった。

そのため、「ASLR」を使用するようアプリ側で指定しておらず、システムから強制的に「ASLR」が適用されるアプリについては、ランダム化が不十分な状態となり、メモリへの配置が予測されるおそれがある。

セキュリティ機関では、これら問題の緩和策として、「Windows 8」より以前のシステムでは、システムに対して「system-wide bottom-up ASLR」を有効化するよう呼びかけている。

また「Windows 8」や以降のシステムについては、緩和策として「ASLR」をシステムへ適用し、レジストリの追加により「system-wide bottom-up ASLR」を有効化する必要があると指摘している。

ただし、古いビデオドライバなど、「ASLR」の強制により不具合も生じたケースもあり、対応にあたっては注意するよう求めている。

(Security NEXT - 2017/11/21 )

関連リンク
CERT/CC:Windows 8 and later fail to properly randomize every application if system-wide mandatory ASLR is enabled via EMET or Windows Defender Exploit Guard
JVN:Windows 8およびそれ以降のバージョンにおいて、アドレス空間配置のランダム化が適切に行われない脆弱性
CERT/CC
JVN

■出典:Security NEXT

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